新時津風親方が誕生【画像】
新時津風親方が誕生【画像】
一連の時津風部屋問題の責任を問われ、相撲協会を解雇となった前・時津風親方(山本順一さん)に変わり、なんと現役最年少親方となる33歳の新時津風親方が誕生した。伝統ある時津風部屋の復興と将来を託された新時津風親方に襲名されたのは、これまたなんと現役力士だった同部屋の幕内、時津海(33)=本名坂本正博さんだった。この大変な時期に襲名した責任は重いですし、本人はせめて三役になるまでは現役を続けたかったのではと勝手に考えてしまう今日この頃。時津海いや第16代・時津風親方には是非とも信頼を回復すべく頑張って頂きたい。事の成り行きを見守りたいと思います。
■新時津風親方【画像】

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◇【大相撲】新時津風親方が誕生「二度と事故が起きないように」
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=がけいこ後に死亡した問題で、日本相撲協会から解雇された元時津風親方(元小結双津竜、本名山本順一さん)の後継者として、同部屋の幕内時津海(33)=本名坂本正博さん、長崎県出身=が9日、相撲協会に引退届を提出、持ち回り理事会で年寄「時津風」襲名と部屋の継承が承認された。これで大横綱双葉山が創設した時津風部屋の存続が正式に決定。急きょ現役を引退した時津海は、荒波の中、第16代時津風親方として船出した。
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まげを結ったまま記者会見に臨んだ新時津風親方は、「二度とこういうことが起きないように指導していきたい」と再発防止を誓った。また、近日中に、斉藤さんの遺族に、謝罪と部屋継承のあいさつに出向く意向も示した。
相撲巧者として前頭3枚目まで番付を上げた努力家は上気した顔で質問に応じる。5日に師匠が解雇され、9日引退届を提出して時津風を襲名する急展開に「急なことで、自分でも何が何だか分からない」と戸惑いを口にした。
時津風親方となった時津海は東農大から平成8年3月に入門。7場所で十両に昇進し、新十両で優勝。平成10年秋場所で新入幕すると2場所連続で勝ち越し、東前頭5枚目となった3場所目、10日目から若乃花、貴乃花、そして武蔵丸と3日連続で横綱と対戦もした。三役も期待されたが、最高位は前頭3枚目。秋場所は西前頭7枚目で5勝10敗だった。前親方の解雇で突然、余力を残して引退、時津風部屋の新師匠となった。
部屋付きの先輩・錦島親方は「部屋の若い衆に信頼されているので、やってくれると思う」と太鼓判を押す。
荒波にもまれ、多くの課題を抱えながらのスタートだが、「今は部屋に閉じこもっている状態で、みんな元気がない。早くけいこに集中できる状態にしたい。一生懸命やるしかない」。名門部屋の再生に意欲を見せる新親方は、10日の朝げいこから早速、指導に当たる予定。双葉山の「力士は礼節、美徳を失うことなかれ」の教えを胸に、再建を目指す。
★新時津風親方に聞く
--今の心境は
「何が何だかわからないが、こういうふう(引退、時津風継承)になったので一生懸命がんばりたい」
--後継の打診はいつ
「部屋で、師匠(前時津風親方)がやめるとき“これから部屋を盛り上げてくれ、たのむ”と言われた。正式にはきのう(8日)の昼すぎ」
--力士死亡の問題点はどこにあったか
「力士会に出ていた日で、直接(暴行を)見ていないのでわからない。亡くなったことを聞いた時は、斉藤君(時太山)に申し訳ないと思った。二度とこういうことが起きないように指導していきたい。まだいつか決めてはいないが、(斉藤さんの遺族がいる)新潟にいくことになると思います」
--部屋の力士は
「みんな元気がないというか…。そういう状態で、けいこに集中する環境をつくっていきたい。生活面もけいこの面もしっかりと親方衆と話しながらやっていきたい」
--今後のけいこは
「ひとりでも多く関取を育てるようにしたい。それと二度とこういうこと(死亡事故)がないように、毎日けいこを見ていきたい。時津風部屋の伝統的なけいこは間違っていないと思う。若い力士がたくさんいるので、一生懸命やるだけ」
--力士も捜査対象となっていると言われるが
「そのあたりは向こう(警察)に任せている」
--九州場所に未練は
「ないといったらおかしい。ただ、9月場所で自分の相撲がとれていなかった。確かに体力は落ちてきた。でも、毎日けいこ場に降りている」
--幕内通算50場所の思い出は
「入門して関取になれるかなあ、と不安だった。それが横綱、大関とやれるところまでできたこと」
★時津海の現役引退、時津風襲名に北の湖理事長
「名門を継承したということを十分に認識し、気を引き締めて指導に当たってほしい。弟子には、愛情を持って接しなければならない。自分が力士としてけいこしていればいいだけではない。取り巻く状況は厳しいが、弟子をきちんと育てるのは指導者としての責務だ。先輩の親方もいるし、一致団結して、伝統を重んじ、自分が見習ってきたものを指導していってほしい」
★理事長ら謝罪で来週中にも新潟へ
日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)は9日、けいこ後に死亡した序ノ口力士、時太山(本名斉藤俊さん)の遺族に謝罪するため、時津風一門の伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)とともに来週中にも新潟市内の斉藤さん宅を訪問する意向を明らかにした。
北の湖理事長は「行くという気持ちを持っています。ご遺族のご都合もあるでしょうし、これから準備していきたい」と話した。
★霜鳳「頑張るだけ」
この日の時津風部屋は、朝から多くの報道陣が駆けつけたが、師匠の交代に力士たちの口数は少なかった。十両霜鳳は「仕方がない。相撲をがんばるだけ」と前を向いた。錦島親方によると、前時津風親方の山本順一氏は「横になって寝込んでいる。血圧が高く薬を飲んでいる」状態で、部屋継承が決まったことを伝え聞くと、泣きそうな表情だったという。
★「指導委」初会合
力士の急死再発防止を念頭に発足した「力士の指導に関する検討委員会」の初会合が9日、行われた。参加者は社伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)、友綱相撲教習所長(元関脇魁輝)、秀ノ山理事(元関脇長谷川)の3人。伊勢ノ海部長は「たたき台のたたき台を作って、どういう方向で進んでいくか話した」と説明し、友綱所長は「(文部科学省から指導されて委員会に入る)有識者3、4人の候補も挙がった。まず、各親方にアンケートをとっていくことになるだろう」。次回は15日に一門の代表5人を加えて開かれる。
■時津風 正博(ときつかぜ・まさひろ)
本名・坂本正博 ★生まれ 昭和48(1973)年11月8日、長崎県五島市、33歳 ★サイズ 1メートル83、132キロ ★得意技 右四つ、寄り ★初土俵 平成8年春場所(幕下付け出し) ★新十両 9年夏場所 ★新入幕 10年秋場所 ★三賞 技能賞4回 ★幕内通算 50場所322勝385敗43休 ★家族 美由紀夫人と2男 ★趣味 ゴルフ ★スポーツ歴 福江小で野球、福江中では柔道をしていたが、諫早農高で相撲に専念。東農大から時津風部屋へ入門
■時津風部屋
不滅の69連勝を記録した戦前の大横綱、双葉山が現役中に「双葉山道場」として創設。昭和20年の引退後に「時津風部屋」となり、横綱鏡里のほか大内山、北葉山、豊山の3大関を出した。時津風親方は日本相撲協会の理事長も務めた。44年に豊山が部屋を継承し、平成10年に協会の理事長に就任。14年に現在の時津風親方が師匠となった。秋場所の番付では幕内時天空、豊ノ島、時津海(新時津風親方)、十両の霜鳳ら15人の力士が所属。
(サンスポより引用)
