武士の一分
試写会見ました。もうすでにご覧になられた皆さんはどう感じられましたか?
自分の場合はキムタクさんのしゃべり方が、気になって集中できませんでした。(どうしても頭にホリが浮かぶので)
あ、でも勘違いしないで下さい。内容は書けませんが、しっかりした物語ですし、泣けますよ。
最近ではテレビをつければ「いじめ」のニュースばかりですね。この映画は死についても考えさせられます。生きたいんだと思わせてくれるはずです。だから敢えて若い人達にお勧めしたいです。
特に若い世代の方達は時代劇なんてあまりテレビでは見ないでしょう?
記憶になる時代劇っていえば最近の方達からすれば、北野武監督の『座頭市』とかだったりするのかな?
私の時代劇といえば『必殺シリーズ』や『暴れん坊将軍』、『大岡越前』、『水戸黄門』って古いなぁ(笑)
しかも映画じゃないし(汗
すいません、話がそれました。
今回は軽く『武士の一部』を一部紹介したいと思います。
●ICHIBUN・木村拓哉 SPECIAL BOX<30,000セット完全数量限定> DVD(2006/11/13)
■解説
監督 山田洋次
主演 木村拓哉
原作 藤沢周平
山田時代の三部作の最後を飾る最高傑作が、ついにヴェールを脱ぐ!
2002年、山田洋次監督が時代劇に挑んだ『たそがれ清兵衛』は父と娘の絆を描き、日本アカデミー賞15部門を総なめにし、米国アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされ、語り継がれる傑作となった。2004年、『隠し剣 鬼の爪』は身分違いの若い男女の純愛をテーマの据えて、ベルリン国際映画祭コンペティション部門など世界各国の映画祭で上映され、海外の観客の共感を再び集めた。そして2006年、木村拓哉とコラボレーションを組んだ藤沢周平原作・山田時代劇三部作の最後を飾る『武士の一分』が、いよいよヴェールを脱ぐ。
三村新之丞は、最後の妻・加世とつましく暮らす海坂藩の下級武士。「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」と夢を語る、笑いの絶えない平和な日々は、藩主の毒見役をつとめて失明した日から暗転する。昨日まで気が進まないとこぼしていた役目も果たす事がかなわない。絶望し、自害しようとする新之丞を加世は必死に思い留まらせるが、愛する夫のため、口添えを得ようとして罠にはまり、番頭の島田藤弥に身を捧げてしまう。その行為を、夫婦の契りを絶つ裏切りと感じた新之丞は、加世に離縁を言い渡し、復讐を誓う。しかし仇敵・島田は藩内きっての剣の使い手。新之丞の無謀な果し合いに勝機はあるのか、失われた夫婦の情愛と絆は再び取り戻せるのか・・・。
山田監督が藤沢周平原作の三作目の映画化として選んだのは「盲目剣谺返し」(「隠し剣秋風抄」所収)。つましくも懸命に、身の丈の合った日々を生きる主人公に監督は心を寄り添わせ、かつて日本人が持っていた心と情愛の念を、敬意をこめて深く優しく描いた。
日々の暮らしに根ざしたささやかでかけがえのない夫婦の幸せが、お互いを思いやる言葉、手作りの芋がらの煮物、あたたかいご飯、すみずみまできれいに掃除された質素な部屋、つがいの文長のさえずり・・・に宿る。
素朴で確かな幸福感。そんな「譲れないもの」を奪われたとき、妻は夫のために身を捧げ、夫は妻のために”一分”をかけて自らの命を賭ける。息詰まる果し合いの場面は、この丹念で幾重にも織り込まれた夫婦の情愛を大きな背景にしているからこそ、まさにクライマックスとなった。
絶望という暗闇をくぐり抜けた果てに、主人公たちはほのかに灯る希望の光を見つける。温かな余韻に満ちたラストシーンは、たやすく男女が結びつき離れてしまういまだかこそ、永遠に「あるべき愛の形」として、観る者の胸の奥底で静かに輝き続けるはずだ。
山田監督が「ストイックなまでに自身を見つめる目には、思わず引きずり込まれる魅力がある。高倉健さんに初めて会ったときの事を思い出した」と絶賛する木村拓哉が演じるのは、失明によって過酷な運命を余儀なくされる主人公、三村新之丞。ウォン・カーワァイ監督『2046』でカンヌ国際映画祭に参加するなど、いまや日本のみならず世界的なクリエーターから熱い視線を注がれる存在だ。魅力の「目力」を封ずる盲目の剣士、城下でも名の知れた剣の使い手という約作りに、彼が幼少から通った剣道の腕は遺憾なく発揮された。たとえば、復讐の心を決めた新之丞が一人庭で闇雲に木刀を振り回すシーン。そしてクライマックスの果し合いで見せる「秘剣谺返し」の技など、木村の、文字通り付け焼刃でない、太刀捌きが繰り出すリアルな殺陣は見ものだ。
「テレビでは見られない、木村拓哉を見せる」という山田監督の演出意図は、即座に以心伝心で伝わり、木村は出番の無い日も撮影所に通い続けて「現場の空気を吸い込んで」新之丞になりきった。果し合いで彼が額に締める鉢巻は、離縁した妻・加世がいつも使っていた襷。果たし合い用の鉢巻でなく、これにしたいと木村が進言し、ラストの「決め台詞」も提案するなど、役柄になりきった木村の熱意を、監督は喜んで取り入れた。物を作り上げる喜びに溢れた「現場者」同士のコラボレーションの成果といえるだろう。
愛する夫を必死に支える献身的な妻・加世に、元宝塚歌劇団主演娘役の檀れい。銀幕デビューとなる本作では、清潔感あふれる可憐さと、しなやかな強さを併せ持つ女性像を好演している。彼女が演じる「無償の行為」は恋愛の価値観が違う、今の女性たちにも深い共感を呼ぶだろう。
そんな加世をもてあそび、新之丞と対決する番頭・島田藤弥に歌舞伎役者の坂東三津五郎、代々藩政を担う名門出身の出自をひけらかす鼻持ちならぬ役柄は、映画で初の憎まれ役。その日舞で磨いた華麗な殺陣が、クライマックスの果し合いで木村の実戦剣法と火花を散らす。
新之丞の叔母・以寧役は桃井かおり。ハリウッド大作『SAYURI』での好演も記憶に新しいが、おせっかいで憎めない役柄は、静謐な画面に「ユーモアと動き」をもたらす貴重な存在だ。
幼い頃から新之丞と加世に仕え、時には年長者として知恵を働かせる中間・徳平役に、近年は映画、テレビ、舞台に加え、歌舞伎出演も多い笹野高史。
さらに新之丞の剣術の師匠・木部に緒方拳、毒見役の責任をとって切腹する広式番・樋口に小林稔侍など、脇を固める芸達者が山田時代劇を盛り上げている。
またジョン作品の特徴のひとつが、主人公・三村新之丞の家を、屋内セットに組んだことのある。目の見えなくなった夫と妻の内面を、天候や雑音に左右されることなく、じっくり撮影するというスタイルが、本作品の世界を描く事に最適と判断されたからだ。『たそがれ清兵衛』、『隠し剣 鬼の爪』の撮影・長沼六男、美術・出川三男、音楽・富田勲、編集・石井巌、録音・岸田和美、衣装・黒澤和子に照明・中須岳士が加わり、海坂藩のモデル・山形県鶴岡市の精神風土をセットで忠実に再現する事を目指した。担当したパートにそれぞれの”一分”が込められている。
<公式ホームページより引用>
■豆知識
・10月2日に映画の舞台となった山形県鶴岡市を山田監督、木村拓哉らが訪れる。
木村にとってはこれが初めての地方キャンペーンだそうです。
・SMAPのメンバーによる映画出演で一番興行成績が良かったのは香取慎吾出演の『有頂天ホテル』
で、なんと60億円!!主演映画でいうと草彅剛主演の『日本沈没』で53億円!!
しかも草彅君は『黄泉がえり』で30億円、『ホテルビーナス』、『メッセンジャー』でそれぞれ9億円!
キムタクも全く意識しない訳にはいかないでしょう。(ドラマでも負け気味???)
・今年の日本映画ナンバーワンヒットは『海猿』で71億円!!!!!!!!!!!!
『たそがれ清兵衛』が12億円、『隠し剣 鬼の爪』が9億円、ちなみに同じ時代劇の『座頭市』が28億円だそうです!!!
●ICHIBUN・木村拓哉 SPECIAL BOX<30,000セット完全数量限定> DVD(2006/11/13)
■編集後記
正月映画の中ではお勧めです。まだ見てない方は是非、劇場に足を運んで見ては如何でしょうか。
