狂犬病 世界で年間5万人死亡 日本人海外での感染36年ぶり
みなさん狂犬病って言葉は聞いた事ありますよね?
でも身近で狂犬病になった人っています?いないですよね?
知ってました?なんと世界で年間5万人も亡くなってるんですって!?
おどろきですよね!?
しかも狂犬病って一度発症するとほぼ100パーセント死亡してしまう怖い病気!!
ほぼ100パーセントって!!!!!!!
これだけ医学が進歩したこの世の中で信じられません!!
という事で狂犬病を少し調べてみました。
狂犬病とは
狂犬病:「過去の病気」油断禁物…世界では年5万人超死亡
京都市の60歳代の男性がフィリピンで狂犬病に感染し、帰国後に発症して死亡した。日本人の海外での感染は36年ぶり、国内での感染例は半世紀以上ない。しかし、狂犬病は今なお、世界各地で報告がある。「過去の病気」と軽視するのは禁物だ。【坂巻士朗、ジュネーブ澤田克己、マニラ大澤文護】
狂犬病はウイルス性の感染症。人や犬だけではなく、すべてのほ乳類がかかる。発病した動物にかまれ、だ液中のウイルスが傷口から体内に侵入して広がる。潜伏期間は1~3カ月。
厚生労働省結核感染症課によると、発症した場合はほぼ100%死亡する。ワクチン接種による予防や犬などにかまれた後の早期の接種も効果を上げている。通常、人から人へは感染しない。
世界保健機関(WHO)などのまとめでは、狂犬病による死者は世界で年間5万5000人と推定される。このうち、3万1000人がインドや中国、ミャンマーなどのアジアで、残りの大半はアフリカだ。逆に近年狂犬病が発生していないのは、日本のほか、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ諸島、イギリス、スウェーデンなど12国・地域に過ぎない。
中国は90年代後半から死者数が増加、05年は約2500人に達した。感染症による死者数では結核に次ぐ2位。経済的なゆとりが出てきた北京などの都市部を中心に、ペットを飼う人が増えたことが背景にあるという。
今回の感染の現場となったフィリピンでも、同国上院健康・統計委員会の発表によると、年間300~400人が狂犬病で命を落としている。都市の路上で生活する貧困層が多く、狂犬病の犠牲者の半数以上は子供が占めるとされる。
日本国内では戦後、年間に1000件程度が発生したが、1950年の狂犬病予防法により激減した。飼い犬へのワクチン接種や野良犬の捕獲が徹底された結果、狂犬病の発生は人が54年、犬が56年に、それぞれ最後のケースになった。
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現在、犬の飼い主は自治体へ届けたうえ、毎年1度の予防注射が義務付けられている。厚生労働省によると、05年度に登録された667万頭のうち、492万頭が注射済みだ。しかし、日本獣医師会の大森伸男専務理事は「実際の飼育頭数は1200万頭を超えており、万が一、狂犬病が発生してもまん延させないように予防注射の徹底が望まれる」と話す。
外国から持ち込まれる犬や猫は大丈夫か。
農水省は04年11月、それまで書類の確認が主だった検疫制度を変え、個体別の抗体反応の有無などを厳しくチェックし始めた。04年の輸入犬は約1万5000頭、猫は約2500頭だったが、05年はそれぞれ約8500頭と約1500頭に減少。同省動物衛生課は「検疫制度の強化が影響したのでは」と分析する。
しかし、岐阜大の源宣之・名誉教授(人獣共通感染症学)は「感染した犬が密輸されたり、商業船で持ち込まれた結果、国内で狂犬病が発生する可能性は否定できない」と指摘する。実際、フランスでは04年、モロッコから密輸され無登録で飼育された子犬が狂犬病を発症したケースもある。
源教授は「狂犬病の怖さを忘れてしまった日本人が海外で不用意に犬に近づく例もある。発生の多い地域に行く前には予防注射を接種するなど、最低限の知識は持つべき」と強調する。
毎日新聞 2006年11月21日 12時35分
狂犬病とは 2
狂犬病は、発病するとほぼ100%死亡し治療法がないおそろしい感染症です。日本は島国のため徹底した野犬対策などにより対策が効果を上げ、1957年以後患者の発生はありませんでしたが、2006年8月にフィリピンで犬にかまれ日本に帰国後11月に狂犬病を発病し死亡した例が報告されています。世界では狂犬病により年間4万人~6万人が死亡しており、欧米を含む世界の大陸に現在も存在しています。
なお、イヌからの感染が多いので「犬」と名がついていますが、他の哺乳動物からも感染することがあります。アメリカではアライグマやスカンク、コウモリ、ヨーロッパではキツネ、アフリカではイヌ、ジャッカルやマングースが有名です。ネコや馬、牛なども感染し感染源になることがあります。
日本人はイヌやネコをみると無防備にふれようとしがちですが、野犬や野生動物にはむやみに手を出さないようにしましょう。また、犬の前で急に逃げると追いかけられてかみつかれることがありますので、急な動きをしないようにしましょう。
万一狂犬病が否定できない犬などに咬まれた時には、傷口の洗浄消毒後、医療機関で狂犬病ワクチンを接種してください。
1 病原体
狂犬病ウイルスはラブドウイルスの一種です。
2 感染様式
感染した動物にかまれた傷口からウイルスが侵入します。
ウイルスは軟部組織で増殖し、神経を伝わって脳に移行し、中枢神経症状があらわれます。脳から再び神経を伝い、唾液腺へ移行して唾液中にウイルスが排出されるようになります。
3 症状
ヒトの場合、潜伏期間は9日から数年で通常は20から60日程度です。発病率は32~64%です。発病するかどうかはかまれた傷口の大きさや体内に入ったウイルス量などで大きくかわります。
症状は、発熱、頭痛、全身倦怠、嘔吐などの不定症状で始まり、かまれた部位の異常感覚があります。ついで、筋肉の緊張、幻覚、けいれん、嚥下困難などが起きます。液体を飲むとのどがけいれんを起こし、非常に苦しいため水を怖れるようになります(このため狂犬病を恐水病ともいいます)。犬の遠吠えのようなうなり声をあげ、大量のヨダレをながし、昏睡、呼吸麻痺が起き死亡します。
4 治療方法
狂犬病のおそれのある動物にかまれたら、すぐに傷を石ケンと水でよく洗い、信頼できる病院でできるだけ早く傷の処置と狂犬病ワクチンを接種します(暴露後接種)。
いったん発病したら治療法はなく、100%死亡します。
5 狂犬病の動物について
狂犬病の最も大きな感染原因は犬です。犬は、狂犬病に感染すると1~2週間の短期間で発病します。狂犬病の犬は、むやみに歩き回り、柱などの物体にかみついたり、地面を無意味に掘る、狼のような特徴的な遠吠えをするなどの異常行動をとります。また、流れるようにヨダレを流すようになります。(唾液の分泌の増加)。この時期の犬は攻撃的で、ちょっとした刺激でかみつきます。また、水を飲むとのどがけいれんし苦しむため、水を極端に怖れるようになります。やがて、足腰が立たなくなり、うつろに宙をながめるようになり、死亡します。
犬以外の動物として、アメリカでは人をかむ種類のコウモリやアライグマが、ヨーロッパでは森林部のキツネが、アフリカではジャッカルやマングースが感染源になることがあります。
6 予防方法、かまれた時の対応
野生動物に手を出さない 日本では狂犬病が撲滅されて久しく、その危険を軽視しがちです。日本人旅行者は、犬や猫を見ると無防備に手を出し、なでたり、手から直接エサをあげたりします。しかし、狂犬病は世界のほとんどの大陸で見られ、毎年死亡者がでています。むやみに野犬や野良猫、野生動物に手を出さないようにしましょう。
かまれる前のワクチン接種
(暴露前接種pre-exposure vaccination) 旅行先で動物に積極的に近づく場合には、事前に狂犬病ワクチンを接種しましょう。4週間間隔で2回、6ヶ月後に1回接種します。
かまれた後の対応
(暴露後接種post-exposure vaccination) ポイントは、傷口の水洗、治療、ワクチン接種、動物の調査です。
狂犬病を持っているおそれのある動物にかまれたら、まず充分に水洗いします。次に、できるだけ早くに病院で、傷口の治療を行い、狂犬病と破傷風のワクチンを接種します。すぐに接種するのが理想ですが、発病前なら効果があると考えられているので、忘れずに接種しましょう。
かんだ動物が飼い犬の場合には、犬が予防接種を受けているかを飼い主に問い合わせることも大切です。
7 流行地
アフリカ、アジア、中南米のほとんどの地域で流行しています。
メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ペルー、コロンビア、エクアドル、インド、ネパール、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナムなどで特に流行しています。また、アメリカ大陸、ヨーロッパにも存在します。
厚生労働省HPより
■■■ 狂犬病について ■■■
狂犬病ウイルスによって起こり、人を含めた全ての温血動物が感染します。 発症した動物の唾液中にはウイルスがたくさん含まれていて、咬まれることによって感染します。ウイルスは傷口近くの神経を伝って脳へ侵入し、興奮・麻痺・けいれん等の症状を起こします。 人では水を飲もうとするとけいれんを起こすために恐水症と呼ばれることもあります。この病気は発病してからでは有効な治療方法がなく、ほぼ100%死亡してしまうたいへん恐ろしい伝染病ですが、ワクチンで予防することができますので、ワクチン接種は狂犬病の予防対策には非常に重要です。
日本では昭和25年に制定された狂犬病予防法によって、国内の犬の登録及びワクチン接種と輸出入時の検疫が義務づけられてきました。このため昭和32年以降国内では狂犬病の発生はありません。
一方、海外に目を転じると、依然として多くの国で、人、犬、猫、家畜やあらいぐま、きつね、スカンクなどの野生動物の感染が報告されています。近年のペットブームなどによりこれらの動物を身近に飼う人が増え、狂犬病が日本に侵入した場合、人に感染する危険性もますます大きくなってきているといえるでしょう。
